「宇宙SF」の現在――あるいはそのようなジャンルが今日果たして成立しうるのかどうか、について : 稲葉振一郎 / 社会哲学
良い論考です。
宇宙SF(宇宙を舞台としたSF)が衰退したのはなぜかと論考しています。大雑把にはこんな感じかと。
Well, I use data on 「大きさ順の太陽系天体の一覧」 in Wikipedia(In Japanese. You may find same kind data in your language.) I use only mass. I never think materials and its ratio. And I ignore asteroids and others.
ショートショートとかSFではありませんが。
タイムトラベルはなかなか難しいことは言うまでもありません。もうね、必要なエネルギーの量とかエネルギーの質とか。でも空間を湾曲させるタイプのワープよりは量は少なくてすむのかな? まぁどっちにしろ大変です。その代わりに「過去への通信」という類のものが使われることがあります。
昔に勉強したことなのでうろ覚えな部分もあるので、もしかしたら何か勘違いしているかもしれませんが。さて、電磁気学を勉強してみてください。まぁちゃんとした教科書ならなにを使ってもいいです。他のものも勉強できるのでファイ…
シンギュラリティというのは、人間と同等の知的能力を持つ人工知能、あるいはそういう人工知能が現れた時点を言います(まぁとりあえず)。これが話題になるようになったのは「機械との競争」からかなぁという気がします。ついでにどうも恐怖、あるいは脅威という感覚も付随しているように思います。それに関連して少し、フィクションを例に考えてみます。
映画の”I, ROBOT”では、VIKIが人間を制圧しようとします(アシモフのI, ROBOTとか聖者の行進では、完成されたロボットがこんなにたくさん出てくる作品は無かった気がする)。…
マインズ・アイ[新装版], D. R. ホフスタッター, D. C. デネット, TBSブリタニカ, 1992.
8年めにおいて、つぎのように書きました。
「彼らにはそういう事―知ること、考える事―に対する抑えられない衝動があるんだな。それらは全て彼らによるものだというのか?」
この「衝動」、結構昔からお気に入りなのですが、なんでお気に入りなのか分からなかったんです。先日、上記の「マインズ・アイ」を再読していたところ、「たぶん、これでだ」…
ショートショートの方に進化の渦の中でから、今のところ最新なのが69年めのものがあります。この中では、高知性人類(いや、人類に限らないけど)と普通の人類を扱っています。こういう分類をすると、選民思想に結びつけるような話があります。
この際、考慮に入れる事は、まず第一に能力は、例えば数直線の正の方向への一方向だけではないということです。喩えて言うなら、原点(x-y座標で0, 0)から360度、あらゆる方向に向いています。あるいは球の0, 0…
2010年から2015年の間のどこかだったと思うが、米国において科学教育の一環として英語 (つまりはあちらの国語におおむね相当) の授業の教材にSF作品を取り入れるという案が出た。結果は、追ってはいないのでわからないが、「おぉ!」と思った記憶がないところをみると、すくなくとも広く、ないし公的にその方向に向かったわけではなのだろうと思う。なにがご存知の方があれば、お教え願いたい。
さて、SFの起源をどこにとるのかには緒論があるだろう。だが、一般的にはメアリー・シェリー (フランケンシュタイン; 現代のプロメテウス)、ジュール・ヴェルヌ、H. G…
昨日今日という話ではありませんが、米国ではトランプ大統領の言動から「1984年」〔オーウェル〕が売れており、日本でも「虐殺器官」など〔伊藤計劃〕の影響もおそらくあり、やはり「1984年」が売れているらしい。ハヤカワのツイートを見る限りではありますが。
「すばらしい新世界」〔ハクスリー〕も、新訳版が出たことと合わせて、やはり売れているらしい。
ここで、ふと思うことがある。では、「われら」〔ザミャーチン〕はどうなのだろう?