Loom SDKプロジェクト: Moss Popと Moss Storeのブロックチェーン拡張現実 (AR) アプリケーション
本記事は、Loom SDK Projects: Moss Pop and Moss Store Are Bringing Augmented Reality (AR) Mobile Applications to the Blockchain(Dilanka McLovin) の翻訳です。万一誤訳などありましたらPrivate Note機能でお知らせ下さい。
このシリーズの記事:
Pixie Shopping Street, 洋服デザイン/着せ替えゲーム&マーケットプレイス
Neon District, ブロックチェーンベースのサイバーパンクRPG
Axie Infinity — ブロックチェーン上のファンタジーなペットを収集、ブリード、そしてバトルさせよう!
Moss Popと Moss Storeのブロックチェーン拡張現実 (AR) アプリケーション
今日はエキサイティングなお知らせがある — バーチャルの不動産をユーザーが売買できるブロックチェーンベースのARアプリクリエーター・Mosslandがいくつかのミニサービスを Loom SDK 上に構築することを発表したのだ 🎉
具体的には以下のサービスである:
- Moss Pop — 位置ベースのARモバイルアプリで、ユーザーは関連広告を見ながら、通りにばらまかれたERC20トークンを探して集める。
- Moss Store — Mosslandエコシステムでのデジタルコンテンツ及びVR / ARゲームのマーケットプレイスで、そこでは彼らのERC20トークンのMoss Coinを使用して購入することができる。
📝 ところで — 我々はすでにMosslandとパートナーシップを組み、9月7–9日に韓国発のブロックチェーンゲームハッカソンを共催することになっている。もうすぐ公式発表するので、お見逃しなく😉
あなたはこう疑問に思っているだろう…
Moss Popとは正確には何なのか? 🤔
Moss Popは位置ベースの拡張現実(AR) モバイルアプリで、あなたは自分の近くの関連広告を見ることで報酬を与えられる。
言い換えると — これはブロックチェーン上でP2P広告がどのようなものとなるかという初期の試みである。
これは強い度合いのターゲティングを行う広告活動であり、そこでは関連広告を見ることで広告主から直接金銭的な報酬を得ることができるものだ、というふうに考えてみよう。
現実生活では、多くの人々が広告板を見ているが、広告主はその影響力を測る手段がない。
私が広告に費やしたお金の半分は無駄になっている。問題なのは、どの半分が無駄かわからないことだ。
— ジョン・ワナメイカー (1838–1922)
Moss Popでは、広告主は当てずっぽうにお金の無駄遣いをしたり、自分たちの広告が消費者に見られていることを願ったりしなくて良い。
(高額で)物理的な広告板を借りる代わりに、Moss Popは高い関連性を持ち、地理的ターゲティングを行った広告を、消費者に報酬を与えながら直接彼らに見せることができる。
Moss Pop上で消費者が関連広告を見ると(これで目的は達成)、彼らはそのリターンとしてMoss Coinのエアドロップを受け取る。
…さらに消費者が広告を閲覧した後でのみ、広告主は支払いを行う。これは双方にとって有利なシチュエーションだ。
最高じゃないか? — 獲得したMoss CoinsはMoss Popよりあなた個人のウォレットへと引き出すことができる💰
さらに見てみよう…
Moss Popのメカニズム ⚙️
Moss Popはブロックチェーン上の拡張世界をベースとした広告の先駆けであるが、これはまたゲーム化されたスカベンジャーハントの要素も含んでいる。
Moss Popの中心にいるのは、広告主により定められた目標を達成する消費者なのだ。
…そしてこれらの目標は物理的な場所の上にオーバーレイされる拡張現実にて提供されるため、消費者は楽しみエキサイトしながら、周囲の「普通の」世界に隠された様々な面白い(バーチャルな)広告を発見することになる。
これがゲーム的要素だ。
次にMoss Coinとは — それら広告を見るだけでなく、様々な目標を広告内で達成するためのインセンティブである。
Moss Popアプリケーション内では、ユーザーは目標が組み込まれた広告やバナーを探すために、(リアルタイムGPSで)周囲の環境をナビゲートし、輝くMoss Coinで示された利益ポイントを探すことができる。
広告主のキャンペーンに基づいて、利益ポイントはMoss Popにより事前に決められているので、広告主は誰でも、地理的ターゲティングを行ったARベースの広告キャンペーンを提示することができる。
広告主は、Moss Popと広告を見るエンドユーザーとの間で分けられたMoss Coinの一部から、キャンペーン費用を支払う。
…Moss Popは超ローカルな広告と偏りのないアクセス性に重きを置くことで、Mossland ARプラットフォーム上での広告機能についての基礎を築いている。
なぜMosslandはLoom SDKを使うのか? 🤔
疑問に思うかもしれない — なぜMosslandのようなARプラットフォームは、位置ベースのミニサービスのためにLoom SDKの使用可能性を探っているのか?
とても良い質問だ。
最も明らかな理由はこうだ:
- スムーズなUI/UX: Loom Networkは超高速かつエンドユーザーにとってゼロコストのトランザクションを可能にする。Moss PopのようなARアプリでは、ユーザーはクリックしてリアルタイムにAR世界とやり取りできる。イーサリアム上のトランザクションに署名して支払いをする際にモバイルウォレットのポップアップで邪魔されないためには、Loom Networkのトランザクションが必要なのだ。
- 比類なきセキュリティ: LoomのPlasma Cash実装により、MosslandはLoomサイドチェーン上でのより高速で安価なトランザクションのために、イーサリアムベースのトークンを使用することができるようになる。それらトークンは、依然としてイーサリアム・メインネットにより100%安全性が守られている。
- Proof of Play: DAppチェーンは、Delegated Proof of Stake (DPoS)を使用したフル機能を持つブロックチェーンである。つまり非重要な全トランザクションはDappチェーンに保存され、Ether(すなわち現金)が必要となることもない。
これはLoom SDKを用いてARベースのブロックチェーンを実行することについての、些細なリストにすぎない。
このリスト自体は短いけれども…
私はこれはいいリストだと言いたい。
未来はもうここにある— ただ均等に分散されていないのだ。
ブロックチェーンゲームはこの星を支配しようとしている。だからLoom Networkはブロックチェーン上で大規模ゲームやソーシャルアプリを可能にできるよう注力している。Mosslandのゲームとサービスは、Loom SDKに素晴らしい安定性を加えていくだろう。
あなたが最新情報を追っていなかった時のために…
これはLoom SDKを使用するプロジェクトを取り上げるシリーズ記事の4つ目だ。
このシリーズでは基本的に、我々が構築しているブロックチェーン技術を使用予定の早期プロジェクトを事前公開している。
シリーズ初回では、Pixie Shopping Street を取り上げた。これは洋服デザインと着せ替えのゲーム(さらにマーケットプレイス)であり、Loom SDKを使用して、現在及び今後のゲームをDAppチェーンでどのようにスケールしていくかを模索している。
シリーズ2回目は、Neon District を取り上げた。これは未来のテックノワールな景色を舞台とした、ロールプレイングゲームとアセット収集ゲームのハイブリッドである。
その次はAxie Infinity を紹介した。これはブロックチェーン上でファンタジーなペット(アクシーという)をバトル(及びブリード)させるゲームだ。
基本的にこのシリーズで我々が行なっているのは、初期のパイオニアや開発者がどのようにLoom SDKを使い、高スケーラブルなゲームやソーシャルアプリの構築を行なっているのかをみなさんにお見せすることだ。
…あなたもLoom SDKのプロジェクトに加わってくれることを楽しみにしている😘
Loom Network は、イーサリアムのハイスケーラブルなDPoSサイドチェーン構築のためのプラットフォームで、大規模ゲームやソーシャルアプリにフォーカスしています。
さらなる情報は こちらから.
LOOMトークンをステークして、PlasmaChainのセキュリティ維持に参加しませんか? やり方はこちら
あなたがブロックチェーンゲームのファンであれば、 Zombie Battlegroundをチェック!世界初・独自のブロックチェーン上でフルに稼働するPC & モバイルカードゲームです。
そしてもしこの記事をお楽しみいただけ、最新情報の受け取りをご希望であれば、私たちの プライベートメーリングリストへの登録や、Telegram、Twitter、GithubやQiitaのフォローをお願いします!