Zombieチェーン: イーサリアムDApps用のEOSスタイルDPoSサイドチェーン

共有サイドチェーンをローンチします!

本記事は、Announcing ZombieChain: An EOS-Like DPoS Sidechain for Ethereum DApps(James Martin Duffy) の翻訳です。万一誤訳などありましたらPrivate Note機能でお知らせ下さい。

2ヶ月前のLoom Networkローンチ以来、人々は我々をEOSと比較してきた。

そしてもちろんここにはオーバーラップする点がたくさんある。 Loom SDKはネイティブに DPoSをサポートするが、このことが意味するのは、開発者がEOSを使いたいであろう高スループットなアプリと同じものが、Loom上でも動かせるということだ。

今日我々はこのお知らせでさらに一歩前進する — Loom SDK上に構築された“EOSメインネット”スタイルのチェーンのローンチを計画している。

Zombieチェーン: イーサリアムDAppsのための共有DPoSサイドチェーン

Loom Networkの当初のビジョンは、各DAppがそれ独自のサイドチェーン上で動き、そのため各DAppはその必要に適したパフォーマンスと分散性のトレードオフをカスタムすることが可能というものだった。

そしてこのモデルは依然として、Redditやハースストーンのようなハイボリュームなアプリケーションにとって、非常に合理的なものである。

しかしLoom SDKの初期ベータ版ユーザーと話をしてから気づいたのだが、開発者全員が第一日目から自前のDAppチェーンをブートストラップしたり、独自のバリデーターを運営したりするための用意ができているというわけではないのだ。多くのベータ版開発者は、単純に彼らのイーサリアムDAppsをデプロイでき、現在のイーサリアムより高速で高パフォーナンスなサイドチェーンを求めているのだ。

だから月額固定料金で誰でもDAppsをデプロイできる共有DPoSサイドチェーンをローンチすることにした。

Zombieチェーンをよろしく!

Loom SDK上に構築

Loom SDKの目標は、基礎となるブロックチェーンのコンセンサス理論をコードする必要なく、カスタム可能なブロックチェーンを開発者がいくつでも死ぬほど簡単に構築できるようにすることだ。

Loom SDKは基礎的なブロックチェーン理論を処理してくれるので、開発者はアプリケーションのコーディングに注力することができる。

DelegateCallを使って、Loom SDKはSteemitのようなものを構築するのに十分パワフルであることを開発者の皆さんにお見せした。

今度はZombieチェーンを使って、Loom Network上にEOSのようなものを構築可能なほどに、Loom SDKは非常にフレキシブルであることをお見せしよう。

固定月額ホスティング料

ユーザーにトランザクションごとにガスを払わせなくても、開発者はZombieチェーン上で固定月額料金にてDAppsを運営することが可能になる。

このことは、スムーズなユーザーエクスペリエンスが必要なDAppsをホスト予定のブロックチェーンとして重要な特性だと我々は考えている。

もしゲームのユーザーが、アクションごとにマイクロトランザクションへ課金されれば、彼らは絶望のあまり麻痺してしまうだろう。そのマイクロトランザクションのコストが十分に安価であったとしても、ユーザーがステップごとに常にコスト/価値の決定をする必要があることで、ゲームに没頭するエクスペリエンスが破壊されてしまう。

そのためZombieチェーンのモデルは従来のwebホスティングにより近く、そこでは開発者はアプリケーションの使用リソースに基づく月額固定料金を支払い、同時にwebサーバーのアップグレードを行ったり、時間が経ってアプリの人気が高まればさらなる料金を支払ったりしていくこととなる。

もちろんこの場合、支払いはスマートコントラクト内のLOOMトークン残高から差し引くことで行われる。つまりDAppを運営するコストは、寄付とかもしくはスマートコントラクト残高を自動的に補填するようなDApp内でのユーザーによる購入といった、多くの方法でサポートすることが可能だ。

ZombieチェーンのDAppsの燃料としてのLOOMトークン

Loom Network上の他の開発者サービス全てに同じく、LOOMトークンはZombieチェーンの燃料となる。

ZombieチェーンにDAppをデプロイするには、開発者は最低10 LOOMトークンをステークとする必要がある。

毎月、彼らのDAppのトランザクション量に基づいたLOOMトークンがいくらか差し引かれ、ネットワークのトランザクション検証のお返しとしてZombieチェーンのバリデーターに支払われることとなる。

気をつけてほしいが、これとは違って独自のDAppチェーンを運営するのは月額料金がない。カスタムDAppチェーン上のノード運営者は、チェーンを動かし続けるためには十分なLOOMトークンを所有しているだけでよく、そのトークンが使われることはない。

Zombieチェーンは共有webホストに月額料金を払うようなものだと考えられる。一方で、自身のDAppチェーンを稼働させるのは、自分のコンピュータ上で自身のwebサーバーを運営するのにより似ている。

ローンチ時のベース料金設定は非常に低く、1ヶ月あたり1 LOOMトークン($1.99 / 月)である。これは採用を増やしできるだけ多くの開発者に参加してもらうためだ。

早期ユーザーと協力し、ネットワーク容量に近付くにつれて、トランザクション量に基づいたより高い価格クラスを導入していく予定だ。

こうして、信じられないほど安価に新しいDAppsを共有DAppチェーンで動かすことが可能となる。そしてその容量が増えるにつれて、独自のDAppチェーン上へとフォークすると最終的には経済的となるだろう。

Zombieチェーンが提供する機能とは?

1秒以下のブロック生成時間

Redditやハースストーンのようなインタラクティブなアプリケーションをブロックチェーン上で動かすには、UXの観点から、極めて高速なブロック生成時間が重要となる。自分のコメントが表示されるのを、そして対戦相手がターンを終えるのを誰も15秒以上待ちたくないだろう!

ZombieチェーンはDPoSで動いているので、平均して1秒以下のブロック生成時間が見られている(インタラクティブなデモがもうすぐ登場する) —このため、流れるようなUXと高いインタラクティブ性を必要とするDAppsをホストするのに理想的な場所となっている。

ネイティブなSolidityサポート

ZombieチェーンのスマートコントラクトはSolidityで書かれているので、つまりイーサリアム開発者は自分の既存のDAppsを簡単に移行させて、そのままで実行が可能だ。新しいスマートコントラクトのプログラミング言語を学ぶ必要はない。

Plasma Cashのサポートが登場

6月にLoom SDKへPlasma Cashを追加すると以前発表した。そしてその準備ができたら、Zombieチェーンにも同じようにサポートを追加予定だ。

これはつまり、イーサリアム・メインネットだけでは現在不可能な非常にクールなことを実現しながら、ZombieチェーンにデプロイされたDAppsとゲームで、ユーザーはメインネットから安全にERC721トークンの移転を行えるようになるということだ(そして後のバーションでは、ERC20トークンとETHも同じく可能になる)。

バリデーターの選挙&DPoSでのステーキング

最初のローンチでは、我々は自分たちでバリデーターを運営していく。だが実際にある期間安定的に運営できた後、十分な量のLOOMトークンを持っている他の者がバリデーターを運営できるようにして分散性を高める計画だ。

なぜ“Zombieチェーン”なのか?

1ヶ月前、CryptoZombiesのハードフォークを開始し、我々の№1イーサリアムコードスクールCryptoZombies.ioをWeb 2.0のアーキテクチャから独自のLoom DAppチェーンへ移行するプロセスが始まった。

また我々はCryptoZombiesのユーザーが初めてのDAppsをデプロイできる簡単な場所提供したいとも思っていた — そして話し合いの後、共有DAppチェーンを提供することのみが納得できるものとなった。

その後さらに気づいたのは、もしCryptoZombiesユーザーが自分のSolidityスマートコントラクトを共有チェーンにデプロイできるようにしたら、同じくLoom Networkユーザーにも有料でSolidityアプリケーションを展開できるようにすることできるのだ。

こうしてZombieチェーンは誕生した。

注: CryptoZombiesの学生は、無料で初めてのアプリケーションをデプロイできる。

ではZombieチェーンは“Loomのメインネット”なのか?

それは違う。そして混乱を招きたくない。

もちろん、ZombieチェーンはEOSのようなDPoSメインネットに似たものとなる。だがZombieチェーンはLoom SDKを使って構築されるたくさんのブロックチェーンのうちの1つにすぎない

実際、我々チームで話し合ってきた非常にエキサイティングなアイディアがいくつかあり、それはLoom上で実行可能な他の特別な共有サイドチェーンについてのものだ。ゲームチェーン、ソーシャルネットワークチェーン、というように全DAppsが同じような機能を共有するものだと考えて欲しい。

大規模な共有Loomチェーンの組み合わせが大動脈であるというふうに我々は想像している。そこでは開発者はイーサリアムを「高等裁判所」としてDAppsを構築することができる。

これらのLoomチェーンは全てセキュリティのためにPlasma Cashを備え、イーサリアムを「高等裁判所」として使用することになる。1つのDAppは同時に複数のLoomチェーンを使用できるので、最も効果でロジックがカスタムされる部分は専用のDAppチェーン上で稼働させながら、同時にDAppの特別な部分(アイデンティティ、マーケットプレイスなど)を扱うことが可能になる。

「サイドチェーンのサイドチェーン」を持つことさえ可能になる。各対戦がオフチェーンで行われる、イーサリアムのERC721資産を使った共有ゲームチェーンのように。

サイドチェーンの中にサイドチェーン…サイドチェーンの中に…?😳

Loom SDKで構築中ものについて、なぜ我々がこんなにエキサイトしているのかお分かりいただけるだろうか?

いつものように、我々のアイデアは常に進化している。そしてベータ版SDKで実際の開発者と協力しながら、ますます多くのことを学び続けている。

これはホワイトペーパーを持たないことがアドバンテージだと考えている理由の1つだ。我々は、特定のアイデアやソリューションを分類しておかなくても良いと感じている。そしてこの市場が必要としているものを見つけながら、我々のモデルとサービスを適応および実行し続け、Loom Networkのユーザーにできる限り多くの価値を提供していく。

EthFiddleCryptoZombiesといった初期サービスもそうだが、我々の目標はプロジェクト第1日目からずっと、開発者が次世代のアプリケーションをブロックチェーン上に構築できるようにすることであった。

そしてZombieチェーンはこのためのさらなる大きな一歩となると考えている。

Loom Network は、イーサリアムのハイスケーラブルなDPoSサイドチェーン構築のためのプラットフォームで、大規模ゲームやソーシャルアプリにフォーカスしています。

さらなる情報は こちらから.

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