NIHSS-5,6 上肢、下肢麻痺
3 min readJun 28, 2016
点数分けの多い上下肢麻痺
姿勢
上肢は座位と臥位で上げる角度が違います。座位では90度、臥位では45度挙上させます。手のひらの向きは下です。
下肢は臥位でしか診ません。上肢だけ座位での検査がある理由は・・・・わかりません。
順番
5a(左上), 5b(右上), 6a(左下), 6b(右下)の順で診ますが、左に麻痺があるときには健側から診察するので 5b(右上), 5a(左上), 6b(右下), 6a(左下)の順になります。
点数の付け方
点数は0から4点です。
まず手を添えて上肢(下肢)を挙上し、患者さんに10秒(下肢は5秒)挙上してもらうように指示します。
ゆっくり手を離した際に、少しでも挙上できている時は0-2点、できない時は3-4点と判断できます。
0-2点の区別
0点: 下垂しない
1点: 少し下がってくるが10秒※下につかないで空中にある
2点: 10秒※以内に下に付いてしまう
※下肢は5秒
3-4点の区別
3点: 少しでも動かすことができる
4点: 全く動かない
簡単に上下肢の麻痺の点数の付け方を解説しました。興味のある方はBarre sign, arm drop testについても勉強してみてください。