ぶかぶかの制服

先月から新学期が始まった。
少し肌寒い日が続いた４月を経て、ようやく春らしい暖かさがやってきた。
そんなポカポカとした日差しに包まれた街を、今日も人々は行き交う。

「ふところ」の広い文字

うっとりしながら、ベットの上で本を広げ、それを眺める。

読もうとも、なにかを理解しようともせずに、ただページをめくりながらそれを見る。

「めい」を名乗る

ときどき、思い出すことがある。思い出さなきゃいけないことがある。
「本名に誇りを持て」と言われたこと。大きな決断をしたこと。

その大きさを”かえて”

何かのためにスペースを空けて置いたら、それは「余白」になるのか。「余白」に大きさは問われないのか。たまたま余ったらどうなのか。これが僕の半期、「余白」について考えたいことである。

キッチン

🧂Kitchen

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば食事をつくる場所であれば私はつらくない。

たまぁの片付け

小さい頃、どこかの誰かが書いた本に「部屋が常に綺麗な人は、心が綺麗で美しい人だ。」という一文を見つけた。本の著者はこれを皮切りに片付け術のことについて話していたが、肝心の内容については全く覚えていない。ただただ、この一文だけが印象に残っている。

小さい頃の私は訳もなくこの一文を信用してきた。
 きっと部屋が綺麗であれば、心に余裕があるんだ、と。部屋が綺麗じゃない人は余裕のない人なんだ、と。

動きとともに生まれゆく

私は、学部生時代にアルティメットというディスク（フリスビー）を使ったチームスポーツをしていた。週4日外でディスクを投げて、走って、とって、真っ黒に日焼けしながら仲間と長い時間グランドにいた。…

太郎の日曜日

太郎はいつもどおり、優先席の前に立つ。

太郎は、優先席には基本的に座らない。どんなに混んでいても、座らないと決めていた。だって、優先席に座るなんて格好悪いから。元カノにそう言われたことがきっかけで座らなくなった。