加藤耕一著『時がつくる建築──リノベーションの西洋建築史』

建築の「再利用」的転回へ（評者：市川紘司）

ジェームズ・Ｃ. スコット著、清水展他訳『実践 日々のアナキズム──世界に抗う土着の秩序の作り方』

しなやかなるアナキズムへ（評者：長谷川新）

Arjen Oosterman（オランダ）

[From Foreign Editors 01]

建築討論 書評欄のリニューアル

主旨と体制

2018年1月号より、本コーナーでは、建築討論委員会・書評小委員会が選出する新刊本（和書・洋書）を対象とした書評を公開する。書評対象は建築専門書に限定せず、歴史、社会、文芸、美術、批評、思想、サブカルチャー等々までの諸領域の書物とする。いま現在そして未来の建築を考えるためには、建築学領域の最新成果のみならず、そのディシプリンの外側の言説を参照することもまた有効になると考えるからだ。「建築」に対する価値観の更新がせまられる現在においては、その作業の重要性は増すだろう。多岐にわたるテーマの書物に目配りをするべく、小委員会もさまざま…

質問者による主旨（シリーズ開始にあたって）

[From Foreign Editors 00]