オープンデータとシビック・アプリ（シビック・テック）に関する論考

最近，シビックテックやオープンデータに関する研究や講演の機会がふえていますが，兼ねてから特にシビックテック分野に対して研究論文を集めたり，こうした取り組みに対する定量-定性評価がうまく出来ないものかと考えています．

その一旦で，偶然にも見つけた論文が表題のもので，コンピュータ・サイエンスの世界的学会Association for Computing Machinery…

Feenbergにみる技術と社会

Feenberg（フィーンバーグ）にみる技術と社会

更新がだいぶ滞ってしまったが、 このところ続けざまに重要な本を読了したこともあり、備忘録・読書メモを兼ねてここに記録しておきたい。

今回コアな著者として選択したのは哲学者のAndrew Feenberg（アンドリュー・フィーンバーグ）。専門は技術哲学でマルクーゼに師事し、ハイデガーを中心とする哲学さらにはフランクフルト学派の社会理論を基礎としている。したがって、彼の本の訳者でもある直江清隆氏の解説のように、

【文献】『思想』2021年2 月号 【小特集】採掘－採取ロジスティクス――批判地理学の最前線（岩波書店）

OpenStreetMapの国別ユーザー統計 2016年版 by Simon Poole

記事自体は少し前だけど，OSMの国別のユーザー（Contributor）数の集計結果がオープンになっていたので共有．出典は，スイスの中心的なOSMユーザーの一人でOSM財団のボードメンバーも勤め，2012年のState of the Map in Tokyoでも大変お世話になったSimon Poole氏によるもの．

英国におけるデジタルガバメントの取組に関する講演会

Gareth Llewellyn（Product manager -Comunities & Digital, Data and Tecnology…