第2回 ニコ技深圳観察会 2014年12月 感想まとめ #sz1208

ニコ技観察会とは、現地集合解散、参加者がみんなネットに感想を公開することを前提にしている形の大人の社会科見学。

成果はここにまとまっています。

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今、「Makerのハリウッド」として話題の深圳。2014年4月のMakerFaire深圳で、秋葉原の30倍でかい電気街と、世界各国からそこに移住したMaker達の魅力に衝撃を受けた僕は、その後日本のメイカーと一緒に深圳を旅し、みんなのブログを読むことが大好きになったのでした。

全体まとめ(2021年にブロマガ終了に伴いMediumに移行してリンクを張り直しました)
第1回(2014年08月)のまとめ
第2回(2014年12月)のまとめ
第3回(2015年06月)のまとめ
第4回(2016年04月)のまとめ
第5回(2016年08月)のまとめ
第6回(2016年10月)のまとめ
第7回(2017年04月)のまとめ
第8回(2018年03月)のまとめ
観察会以外の深圳訪問記やレポートなど。

その後も深圳のMakerとは世界のMakerFaireでよく再開し、東京のMakerFaireも案内して、新しく28人のMakerをつれて、この12月に再び深圳を訪れました。
メンバーと各自の感想をココに書いていきます。(順番はブログなどを公開した順。まだ終了したばかりなので、この先どんどん上がっていくでしょう。)

最初にブログを書いてくれた大塚さんのエントリで、ツアーの概要がわかると思います。
ニコ技シンセン深圳観察会に行ってきた #sz1208
http://maaash.jp/2014/12/shenzhen/

来年もやるよー

2015年6月、MakerFaire深圳に重ねて、再びツアーを行います。情報はニコ技深圳観察会のFacebookグループに上げていきます。

今回のメンバーと感想
高須

前回に続いて参加中。いくつか、学会紙にまとめて深圳の事を書きます。
まず、MITのAndrew Bunnie Huangが書いた深圳のサプライチェーンの話を。

サプライチェーンは人間がいっぱい(Soylent Supply Chain) 著:Andrew “Bunnie” Huang アンドリュー・バニー・ファン

秋田純一 (金沢大学) @akita11

NT金沢を毎年お世話いただいている先生。数年前に深圳の電気街を訪れてから、再訪を楽しみにしていたとのこと。
帰国後さっそくアウトプットをされておられます。
ブログ:深セン見学で見たこと・考えたこと
12/8–11の深セン見学ツアーで思ったことを徒然に http://togetter.com/li/757032
2014深セン-量産工場(写真と感想)
2014深セン-電気街(華強北:HuaQiangBei)

江渡 浩一郎 (ニコニコ学会β/独立行政法人 産業技術総合研究所) @KoichiroEtoニコニコ学会βの実行委員長。スケジュールの都合がつき、ツアー後も深圳に数日残れたので、HAXLR8Rのプロジェクトの一つ、GIFカメラのOTTOの人たちとご飯食べたりしてました。
https://www.facebook.com/etocom/posts/10202840802855905
稲見昌彦 ニコニコ学会/慶大 @drinami
光学迷彩など、世界的に有名な発明をされている先生。残念ながら最も短い時間の参加となってしまいましたが、Gugenなど国内のMake系の活動に関わることも多い先生なので、今後も深圳との関わりが続くとよいと思います。
深圳ではSeeedstudioに向けて、Make的な研究室のプロジェクトを紹介していただきました。
https://www.slideshare.net/secret/kZNPZeX5qOhOg

山村聡史 金沢大学(秋田研)

秋田先生の所の学生さん。海外に出ることそのものがはじめて、とのこと。どんな感想になるのかすごく興味あります。
ブログ上がりました!→SIGGRAPH Asia 2014 & ニコ技ツアー in ShenZhen[初日編]
SIGGRAPH Asia 2014 & ニコ技ツアー in ShenZhen[SIGGRAPH編]

(ひとり今ハンドルネーム確認中)

束田大介 dsgarage

電気街を超走り回って、FakeGoProとか超小型iPhoneとかを買い集めてました。ハッカソンとかによく参加しているエンジニアの人なので、レビューが楽しみです。

岩丸 修 (株)創起舎

アナログ無線機器、電子機器を作ってる会社の代表。今回の観察会は、前回にも増して、回路設計や量産についてガチの人が多く、工場見学中に解説してもらったり等、とても勉強になりました。同じく感想が楽しみです。

大塚雅和 IRKit/ユカイ工学 @maaash

こちらもビッグネームです。きちんとお話ししたのはたぶんはじめて。実際に自分で商品レベルのハードウェアを開発していただけに、個々の訪問先との質疑応答がとても面白い。
ニコ技シンセン深圳観察会に行ってきた #sz1208
http://maaash.jp/2014/12/shenzhen/
Flickrに写真もあげてくれてます。
たぶん早くも一区切りつけて、自分のプロジェクトを進めておられるのでは。すばらしい。

巣之内聡裕 パナソニック プロダクションエンジニアリング

ガチの大メーカーから参加 残念ながらツアー中はあまり、僕はしゃべれなかったのですが、こちらも感想が楽しみなお方。
感想あがりはじめました→ ニコ技・深圳観察会に参加した
■Day-1(前半) 移動日 [2014/12/08]
■Day-1(後半) 夜の電気街ツアー [2014/12/08]
■Day-2 (午前) SeeedStudio社屋を見学 [2014/12/09]
■Day-2 (午前1) 金属加工工場を見学 [2014/12/09]

TT@北海道 @edy555

無線通信に関する達人の方。しっかりとした技術ブログを書かれています。前回ツアーに参加された山形浩生さんの大ファンで、前回のツアーブログで僕が面白いと思ったポイントも一緒で、話していて楽しかったです。北海道から参加ありがとうございました。
GPSロガーを持ち歩いていて、データを公開してくれています。
https://www.google.co.jp/maps/@22.6084364,114.0107601,12z/data=!3m1!4b1!4m2!6m1!1szklrMfQp-Zes.kkaqHHcd4E6g?hl=ja
感想も公開!→深圳観察会#sz1208に参加してきました

三好浩和 トゥルージオ/フオジン

前回のツアーに比べて今回がグレードアップした点は、メンバーに中国語が堪能な方が何名かおられたことで、今回の「日枝城」訪問は、アポ取りやアレンジをやっていただいた三好さんのおかげです。今ホームページで略歴を確認したら、ずっと中国で事業をしておられた、むしろしっかりとお話しを聞くべきだった方。

田辺 隆 メディア(株)

前回のツアーは7割ぐらい元から知り合い、という感じだったのですが、今回は3割ぐらいが元からの知り合いで、田辺さんもはじめてお会いした、ソフトウェアエンジニアの方。電気街ツアーで楽しそうに深圳をかけめぐっていました。
感想来ました!→深圳・大人の社会科見学(1) べるべる研究日誌

くしがはま ドワンゴ/ねとけん @kusigahama

Pebbleハッカソンなどを主催している、健康好きのインターネットオジサンのあつまり「ねとけん」の人。IOTの魔都深圳で何を思ったのか。アドベントカレンダーに書いてくれるでしょう。

五嶋宏通

とある大メーカー企業から参加の方。いろいろと大変なようでしたが、誇りももたれているようで、「クオリティが違う」とよく話されてたのが印象に残ります。また、製造業では深圳に駐在する人が多く、いろいろと駐在員のなかで貯められてる知識があるとか。こちらも感想がすごく楽しみ。

森田浩史 チームラボ(元)

人気ブログ「3Dプリンタでバンザイ」の人。IOT機器で起業する準備中らしい。
今だと深圳でプロトタイプして、日本やアメリカにモノを売る選択肢はアリなんでしょう。まだきちんとお会いしたことないですが、Makarbot 3DのZackはもう5年も深圳に住んでるとのこと。
ニコ技術・日本人Maker深センツアーに参加してきた!(その1)
ニコ技術・日本人Maker深センツアーに参加してきた!(その2)
ニコ技術・日本人Maker深センツアーに参加してきた!(その3)
ニコ技・日本人Maker深センツアー(その4)深セン部品工場の現実
深センツアー(その5)本格的な制作キットMakeBlockを見学!

大木真一 株式会社スイッチサイエンス

Seeedstudioの日本国内メインディストリビューターから、2名参加いただきました。国内で同種のbusinessを行うサイトの違いなど、コメントが非常に面白かったです。

宗村和則 スイッチサイエンス

3日目の夜ぐらいに、一人3分ぐらいの感想会やったのですが、そのときにMakeblock,Seeedstudioについてのコメントがすごく面白かった。オフレコなのでここには載せませんが、同時期にMakerムーブメントを相手にするビジネスが誕生したモノの、世界基準と日本基準で、様々な違いがあるのだなあと思いました。スイッチサイエンスの方は同じブログにそれぞれ感想を上げているのでまとめて公開します。
深圳に行ってきました その(1)
深圳に行ってきました その(2)
深圳に行ってきました その(3)
深圳に行ってきました その(4)
深圳に行ってきました その(5)

迎山和司 公立はこだて未来大学 @pla3

ニコニコプラネタリウム部の方。ニコニコ国会議シンガポールから連続して参加。次回の深圳MakerFaireには、ニコプラを持ってきたいですね。

竹村真人 TAKE-SPACE

Fablab浜松の人。2016年のFablab世界会議は深圳らしい。面白くなりそうです。深圳、Fablab一個もないし、中国ってFAB academyが金盾の問題で受講しづらいのと、そもそも深圳だとFablab的なモノがそろいすぎている気もする。たぶん、台北をみていると、中国のFablabは、MIT的なものから離れた独自発展を遂げそう。もっと資本主義的な。
http://www.take-space.com/?p=2471

神谷雅史 株式会社CAMI&Co.

元ユカイ工学、今は独立された神谷さん。HAXLR8RのCyrilと、今手がけているプロジェクトについて話していました。アメリカ流のベンチャーと自分がやってることの違いにインスパイアされている模様。

山根大 CAMI&Co.

シリコンバレーからわざわざ参加された投資家の方。kami.jpのfounderでもあります。日本人、深圳で一番存在感出せるの、投資なんじゃないかと思ってるのですが、どう見たか聞いてみたいところ。

矢澤正人 数理設計研究所

通信技術関係の研究開発を行っておられる、研究者/起業家の人。様々な視点で深圳を見ていて、コメントがすごく面白かったです。

岩山幸洋 映像伝播社

こちらもシリコンバレーから参加。新しいビジネスの種を深圳に探しに来た、とのこと。投資家の参加者が増えたのも面白い点で、投資やビジネスの視点から深圳をどう見るか、というのはすごく聞いてみたい話。
感想上がりました→『ヤツらのアジト 〜資本主義をHackせよ』

田中開新 株式会社ウルス

iPhoneなどに向けたアクセサリを作っておられる会社の人。なんと深圳から参加。いわゆる工場と比べて、Maker系の会社(Seeedとか)と触れたときの感想が面白かったです。

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