WebRTC での 4K 配信の現状

2019 年 3 月

WebRTC を利用して 4K@30 配信をしたいというのは一定の需要があるようです。超低遅延で超高画質は確かに夢があります。

ただ現時点では、かなり限定された環境でしか配信することはできません。

ここでの 4K における画質の定義ですがコーデックが H.264 、解像度が 2160p (3840×2160) 、ビットレートは 35～45 Mbps とします。この値は YouTube…

WebRTC Native Client Momo の強さ

色々な方が使ってくださっており、ありがとうございます。せっかくなのでどのへんが強いのか？というアピール話をしたいなと思います。

色々な方が使ってくださっており、感謝しかありません。せっかくなのでどのへんが強いのか？というアピール話をしたいなと思います。

なぜ Raspberry Pi Zero で WebRTC Native Client Momo は動作するのか

Momo は時雨堂が OSS で公開しているブラウザレスで 1 バイナリで動作する WebRTC クライアントです。

CPU が貧弱な Raspberry Pi Zero でも安定して高画質で低遅延な映像を配信することができます。

時雨堂の WebRTC に関する取り組み

2019 年 3 月版

WebRTC 関連でどんなことをやっているか、やっていこうかというのを書いていこうと思います。時雨堂が WebRTC で何をやろうとしているのかの可視化です。

これは定期的に書いていこうと考えています。大変長いですが WebRTC に興味がある方は読んでみていただけると嬉しいです。

WebRTC で 4K@30 配信の実現

WebRTC でゲームストリーミング

Google の STADIA が発表されてから、ゲームストリーミング（クラウドゲーミング）が話題になることが多いように感じます。

STADIA については技術的な視点で書いた記事があるのでそちらをご覧ください。

MP4 ライブラリ

WebM で利用されている EBML のライブラリはあるのだが、MP4 向けのライブラリが無いため、作り始めた。

そもそもなぜ WebM はあるのに、MP4 はないのか、という話を書いておくことにする。

まず自社製品の WebRTC SFU で扱ってる映像コーデックは VP8 と VP9 (以降は ２つ合わせて VPX とする) 、そして H.264 の 3 つ。音声コーデックは Opus のみ。

WebRTC の Opus パラメータ

WebRTC で音声に利用されるコーデックは Opus がほとんどです。Opus は良いところばかりなのですが、より細かくパラメーターを設定したいという要望があったりします。

また最近ではマルチチャンネル対応の multiopus というのにも対応しています。これは STADIA 向けに搭載されている WebRTC の Opus で 5.1 / 7.1 を実現する仕組みです。

パラメータの種類

マルチストリーム＋サイマルキャストが動いた日

恒例の動いた日シリーズです。自社製品である WebRTC SFU Sora の次のリリースである 19.10 に向けて開発しているマルチストリーム＋サイマルキャストが動作しました。